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レゴ投資の出口戦略:いつ、どこで売るか

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LEGO投資・おもちゃ投資に限らず投資を行うにあたり、出口戦略は重要となります。

というのも、値が上がったとしても売却できなければ現金化できないからです。

ここでは、その売却・出口戦略についてご案内します。

売却タイミング

まずは、売却のタイミングです。

例えば、株式等の投資を行うにあたっても、デイトレードから10年単位の長期投資までそのスタイルは様々です。

LEGO投資・おもちゃ投資も売却タイミングは様々あると思いますが、資金や現物投資としての特有の事情もあるので、例として2つのタイミングをご紹介します。

1年のサイクルpura

1つ目の売却タイミングとして、1年間に仕入れた商品をクリスマス前に販売し、現金化の上、再投資していくという、1年サイクルです。

理由としては以下のとおり。

まず、値上がりと需要の関係です。

プレミア化するLEGOやおもちゃは、クリスマス商戦で価格が高騰する傾向にあります。

一方、どんな人気商品でも価格の上昇による回転速度の低下は否めません。

つまり、値上がりすることで買い手が減ってしまうことが起きます。

例として、以下の高評価・高ランキングのフレンズ大型商品を挙げます。

2021年1月20日時点

こちらの商品の値動きは以下のとおりです。

年月価格カタログ落ちからの倍率Amazon最終からの倍率
カタログ落ち2018年6月8,445円1.0倍
カタログ落ちから半年2019年1月10,000円1.2倍
Amazon最終価格2019年12月12,680円1.5倍1.0倍
Amazon切れから半年2020年6月17,000円2.0倍1.3倍
Amazon切れから1年2021年1月21,280円2.5倍1.7倍

カタログ落ち2年半後に価格が2.5倍にもなっている素晴らしい商品で、その価格でも売れてはいますが、回転数の減少=需要の減少は確実に起きています。

次に、現物投資であるための劣化・保管の問題です。

LEGOやおもちゃは、多くの場合価格と大きさが比例し、長く保管することで、そのスペースにかかるコストが発生します。

また、純金や時計等の貴金属とは異なり、紙の箱やテープの外装の他、ものよっては塗装や素材、電池の劣化が発生します。

以上を踏まえると、1年サイクルでの売却が一つの目安となります。

前年に仕入れた商品を、翌年のクリスマス商戦までに売り切ると言った大まかな捉え方でいいでしょう。

もし、1年経っても値上がりしなかった場合は薄利での売却や損切りをします。

そもそも、仕入れる際に人気や過去の類似商品を研究した上で行うのですが、中には予想通りの値動きをしないものも出てくるものです。

今後、2年以上寝かせることによって価格上昇を狙ってもよいのですが、きっぱりと薄利や損切をした上で、次の投資に回していくことで資金効率を高めていくことも手です。

何も自身が投資した全ての商品で利益を上げる必要ありません。

いくつかの商品に多少の損がある一方で、それ以外の多くで値上がりが起き、トータルで勝つことを重視することを心がけましょう。

株式など他の投資とどうようですが、一つの商品(銘柄)で一喜一憂することなく、分散投資を行うことが重要です。

利回りで考える

2つ目の売却タイミング目安は、利回り35%程度達成時です。

35%を作るには、概算となりますが、売却時の経費を約20%とすると購入価格の1.7倍が目標となります。

計算例
  • 10,000円仕入れ
  • 17,000円売却
  • 経費17,000円×20%=3,400円
  • 利益17,000円-3400円-10,000円=3,600円
  • 利回り3,600円÷10,000円×100=36%

前述のとおり、薄利や損切商品もあるかと思いますが、トータルで利益が出れば良いので、冷静に考えて行きましょう。

投資対象は沢山あるので、株などと同様分散投資を心がけることが重要です。

利回りの例を上げるので、自身の資金や保管状況に応じて投資してください。

資金等の都合で寝かせる期間がが少なく、利回りが減ったとしても、需要=回転が良いときに売却することができるので、資金効率は良くなります。

利回り20%35%50%
購入価格からの目安1.5倍1.7倍1.9倍

販路

売却のタイミングを図った上で、今度はどこで販売するかが問題となります。

投資規模や販売などの手間に応じて、いくつかの販路を選んでいく必要があります。

傾向として、手間と利益は反比例します。

買取店

最も手間のないのが買取店です。

売却したい商品を持っていくだけで全てを現金化できます。

売れないということはほぼありません。

ただし、売却価格は他の販路より低くなりますので、できるだけ高く売れる店舗やキャンペーンを狙う必要があります。

買取店の一例です。

フリマ・オークション・BASE

ヤフオクや、メルカリ、ラクマなどのフリマ・オークションサービスも手軽に販売できるチャンネルです。

これらのサービスでも多くのLEGOやおもちゃが販売されています。

相手とのやり取りがあるため、大量に販売するには不向きかもしれません。

後述するモールで販売できない商品や、返品されたものを訳ありとして販売するためにも利用できます。

BASEは個人でも気軽にオンラインストアが構築できるサービスの一つですが、購入者がうまく自分の商品を見つけてもらう工夫が必要です。

モール

Amazon、ヤフーショッピング、楽天市場などの一ストア(セラー)として出店し、販売するものです。

アカウント開設(出店)に各種書類や審査が必要です。

開設等については他のブログ等の情報を参考にしてください。

Amazon

日本では最大の販売ストアです。

手元の在庫を購入者に送る自己配送のほか、Amazonの倉庫に予め商品を納めておき、保管と販売時の配送をAmazonに委託するフルフィルメント by Amazon(FBA)というサービスもあります。

出品するにあたり、アカウントが2種類用意されています。

大口アカウント小口アカウント
固定費月額5000円無料
販売手数料販売手数料(おもちゃ10%)販売手数料(おもちゃ10%)+100円
カート獲得(優先販売)有り無し
FBA利用可利用可
各種ツール利用可利用不可

大口アカウントは月額料金が発生する一方、小口アカウントでは販売ごとに手数料が多く必要です。

単純に手数料のみであれば50個以上販売する場合は大口アカウントが有利です。

カート獲得は、Amazonの商品ページで「カートに入れる」ボタンに自身のストアが出現するか否かとなります。

購入者の多くがこのボタンを押すので、同額の商品を扱うストア(セラー)がいくつもある場合、露出しないとなると販売に不利となります。

各種ツールとは、例えば価格改定(プライスターマカド等)サービスなどです。

Amazonが用意した価格改定サービスもありますが、お世辞にも使いやすいとは言えません。

他のストア(セラー)に併せて柔軟に価格改定するなど、きめ細かい機能を求めるならプライスター等のツール・サービスが必要となってきます。

なお、Amazonは消費者に最も優しい企業を目指しており、偽物等日々排除しています。

従って、Amazonが課す条件に合致したストア(セラー)でないと販売ができないのですが、その条件の一つに「出品制限」があります。

レゴやおもちゃも、各種制限がかかっているので、解除する必要があります。

他にも、いわゆる「真贋調査」があります。

特にアカウント開設間もないセラーに多いようですが、Amazonから正規な商品であるかを証明するよう求められる場合があります。

最低でも仕入れた領収書は残しておく必要がありますので普段から注意してください。

ヤフーショッピング・楽天市場

ヤフーショッピングや楽天市場は、Amazonよりも売れ行きは劣りますが、それぞれのポイント経済圏でしか購入しない人や、各モール側のキャンペーンによりAmazonの販売価格よりも高値で販売できることもあります。

ヤフーショッピング楽天市場Amazon大口
初期費用無料60,000円無料
月額費用無料19,500~100,000円5,000円
手数料7%程度2.0~7.0%10%
出店案内ヤフー案内楽天案内Amazon案内

手数料だけでなく、商品ページを作成することや、配送サービスや真贋調査の有無等も比較検討する必要があります。

Amazonでの販売を経て、ヤフーショッピング・楽天市場へと販路を広げる方が多いと思います。

eBay・海外Amazon・Bricklink

レゴはもともと国外のおもちゃであり、日本のおもちゃも海外で人気があるため、販路を世界に広げる方法もあります。

日本人を相手にするよりも世界の購入者を相手にすることで需要を取り込むことができます。

Bricklink(ブリックリンク/ブリリン)はLEGOのセットやパーツのデータベースを整備するほか、世界中のレゴストアが出店するマーケットプレイスです。

参考 LEGO投資・おもちゃ投資まとめ

レゴ投資まとめ

レゴ廃盤リスト

タカラトミー廃盤リスト

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